小売市場規模

小売市場規模

1 欧州大陸(小売市場規模 約2.5兆円)

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欧州で最大の花消費は、ドイツです。続いて、フランス、英国、オランダが花きの消費国としては重要な位置にあります。ただし、切り花の販売で収益性が商い顧客となると、スイスと北欧諸国(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク)になります。南欧のイタリア、スペインなどは、切り花の生産国であると同時に消費国でもあります。鉢物はオランダのほかに、デンマークとベルギーが輸出国です。植木類はオランダの独壇場で、ボスコープ地域とドイツ国境近くに大生産地を持っています。一部は日本向けに輸出されています。欧州の切り花生産は、オランダの二大市場の川辺を拠点に、中規模の企業的農家が生産を担つてきました。この10年間で買収と合併で生産者の集約化が進み、かつて平均4haだった温室規模が、現在では一農家あたり10haに拡大しています。東欧市場が開けて一時は好調だったオランダの花き産業ですが、近年では将来を危ぶむ声もあります。北米大陸の生産者が直面した事態の再来です。10年ほど前から、オランダの花市場に、アフリカ大陸のケニアやジンバブエ、南アフリカ共和国から輸入花が大量に人るようになりました。当初、オランダの花市場は輸入品を拒否しようと試みましたが、数量制限の措置はすぐに撤回れました。赤道直下で生産された花は値段が安いだけでなく品質も良いことから、他の欧州諦国(例えば、ドイツや英国やスイス)に直接輸入されるようになったからです。オランダの生産者は、困難な時期を迎えようとしています。





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2 日本(小売市場規模 1.2兆円)

他の二つのブロックと異なり、日本を中心とした東アジアの国では、いまのところ国内消費がほぼ国内供給で満たされています。例えぱ、日本の場合、花木類を除いた花きの国内生産は出荷ベースで約5,800億円です。ここ10年間で、切り花単独では輸入金額が200億円を超えたことはありません。切り葉と球根類(2003年実績で約180億円)を両方合計すると、花きの全消費の中で輸入が占める割合は8〜9%ということになります。ただし、この傾向がこの先も続くかとなると、やや注意が必要です。これまで切り花の輸入が増加しなかったのは、4つの要因が重なったからです。1)品質の問題、2)円高による価格上昇、3)高い物流コスト、4)厳しい輸入検疫体制でした。将来的には、アジアからの輸入品は大量に供給されるようになれば、2)と3)の価格と物流費の問題はクリアされるはずです。繊維製品や野菜がそうだったように、日本人が本格的に現地生産に乗り出すようになれば、1)品質問題は早期に解決することになります。そうだとすると、4)水際で商品を止めることができない限りは、野菜の例を見てもわかるように、価格競争力がある輸入品は自然と増えてくることになります。とくに、北米と欧州の例を見てもわかるように、日持ち性があまり問題にならないキクやカーネーションで、輸入は増えると考えたほうが自然でしょう。いずれは、日本と中国という2大消費地を抱える東アジアは、ひとつの消費地域ブロックを形成すると思ってまちがいありません。なお、育種や育苗では日本企業(農業協同組合)が積極的に海外に進出している面もあります。新規参入組といわれるキリンビールやサントリーなどが海外で積極的に事業農開をしています。また、沖縄県花き協同組合(太陽の花)などがインドネシアで育苗施設を持っています。