国内の花生産

国内の花生産

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日本国内で栽培出荷されているおもな花の構成比は、世界的に見て、キクの生産量が断然多く(仏花、葬儀用の比率が高いことの反映)、バラの生産が少ないのが日本の特徴です。出荷額は少しずつ減少していますが、生産数量は日立って減っているわけではありません。一本単価は、この5年間で約15%下落しています。切り花で54円、鉢物で316円です。2002年の統計データによれぱ、日本の花き生産農家は、約15万戸となっています。そのうちの約2割が花き専業農家です。花き類の総生産額は、同年に約5,700億円でした。その内訳は、切り花2,260億円、鉢物1,240億円花壇苗400億円となっています。なお、この統計には、花木類1,240億円、球根40億円、芝類その他140億円が含まれています。農家の平均経営規模は、日本の農業に典型的に見られるように、非常に小さいのが特徴です。平均栽培面積は約0.3haですが、国全体としてみると総裁培面積は42,700haで、中国に次いで世界で二番目の規模になります。栽培品目の特徴としては、キク、バラ、カーネーション(主要3品目)の占める割合が商いことがあげられます。とくに、キクとカーネーションで全体の半分を占めています。両方ともスタンダードタイプの生産は減少しており、スプレータイプのものが増えています。これは、業務ることを反映したものと考えられます。とくに注意すべきことは、日本の国土が縦長であるために、季節の移り変わりとともに、生産地が南から北に移動していくことです。また、高温多湿な気候風土は、病害虫の発生を招く原因になっており、周年生産を難しくしている側面もあります。





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花きの流通流通経路としては、卸売市場を経由している割合が商いことがあげられます。切り花では90%が市場経由であり、鉢物・花壇苗で70%は市場を通して流通していると推定されます。5年前はそれぞれ95%と75%でしたから、他の生鮮品と同様に急速に市場経由率が低くなりつつあることも事実です。毎年30%程度売上げが伸びているネット販売では、生産者との直取引が増えています。また、生産者から小売店や量販店チェーンへ花が直送される比率は、近年まちがいなく増えています。統計データには表れていませんが、花壇苗などでは、実際には統計(400億円)の数倍が市場を経由しないで流通していると考えられているようです。卸市場の役割は、セリ取引から相対取引へ移っています。首都圏の大きな市場(例えば、大田市場)では、季節によっては、総量の70%以上が相対で取引きれているとみられています。大都市部の基幹市場では、通年平均して約半分がセリを通さないで販売されていると報告されています。この比率は、ますます高まる傾向にあります。その理由は、主たる販売経路に変化が見られるからです。市場の購入先(買参入)が、伝統的な花専門店・業務用から量販店にシフトしつつあります。中規模の仲卸業者と花束加工業者は、合計で約300社と言われていますが、現在のところ、欧米で見られるような大手加工業者(インターグリーン、ドール・フレッシュ・フラワーズなど)は存在していません。もちろん、近い将来において、大規模な加工業者が現われる可能性は高いと考えられますが、まだまだ時間が必要と見られています。